2015年8月16日日曜日

「数学の大統一に挑む エドワード・フレンケル 」読了

数学の大統一に挑む エドワード・フレンケル 著 青木薫 訳 文藝春秋」読了

ちょっとハードだったけど,引き込まれるように読んだ.
旧ソ連時代のユダヤ人への差別で数学者になることを阻まれながらもあきらめることなく数学への情熱をもって人生を切り開いていく強さ.

そして,発展に伴い細分化・専門化した数学の各領域間をつなぐ構造を明らかにして数学を統一しようという大プロジェクトに情熱のパワーとロマンを感じた.

専門的なことは流して,ストーリーはグッド.

2015年7月8日水曜日

「一◯三歳になってわかったこと 篠田桃紅」 読了

一◯三歳になってわかったこと 篠田桃紅 幻冬舎」 読了.

百歳をすぎて尚,創作活動を続けておられる.書かれている言葉の一言一言は当たり前のことなのだが,すべてに愛を感じる.長く生き,多くを経験してきたひとだからなのだろうか.同じことを自分が語ったとしてもうそ臭くなる.

2015年4月7日火曜日

「意味がなければスイングはない 村上春樹」読了

意味がなければスイングはない 村上春樹 文春文庫」読了.

クラシックからジャズ,ロック,邦ロックまでの各人にフォーカスを当てた作品.著者の好みによる人選なので名前を知ってるのはシューベルト,ブルース・スプリングスティーン,スガシカオぐらい.

音楽の雑文というより,丹念に調査されたやらかい論文に近いかな.

音楽を聴いて楽しむのもいいけど,こんな音楽との関わり方もあるんだなって感じ.

よかったよ.

2014年10月14日火曜日

「子供が伸びるほめる子育て 太田肇」読了

子供が伸びるほめる子育て 太田肇 筑摩書房」読了.

思春期の娘を持つと,特に男親は苦労するものだ.私もその一人である.

娘の本質は全くもって良いと思ってる.好きなこと,テレビ,映画,アイドル,スマホ...は黙っていてもやるのに,学生の本業に身が入っていない.時間に使い方,生活のオンとオフの切り替えがうまくいっていない.

成績が悪いわけではない.勉強に興味が持てないのだ.そんなことは当たり前,わかっている.でも,やらなきゃいけないときにはやらないと.

プレッシャーをかけずに,娘のモチベーションを上げる方法はないかと悩んでたときにこの本を書店で目にした.読んでみたら,まさに我が家庭のことが引用されているみたいだった.

実践して,効果を上げれるよう,時々読み返してみよう.

2014年10月11日土曜日

「間抜けの実在に関する文献 内田百閒」読了

間抜けの実在に関する文献 内田百閒 ちくま文庫」読了

「TED 驚異のプレゼン カーマイン・ガロ」を読み終わってから,2ヶ月も経ってしまった.その2ヶ月で読み終えたのが1冊.

時間がかかりすぎて印象が薄い.

百閒はいつも金に困っていたんだなぁ〜とか,法政大学でこんな騒動があったんだぁ〜と思ってみても,読んだ実感がない.とにかく読み終えたという苦労に近い思いしかない.

また,あとで読み直してみよう.楽しめるかな.

2014年8月10日日曜日

「TED 驚異のプレゼン カーマイン・ガロ」読了

TED 驚異のプレゼン カーマイン・ガロ 日経BP社」読了.

TEDで行われるプレゼンがメッセージを聴衆に伝えるため,いかに工夫や努力がなされているかが,プレゼンの分析をもとに本書の中でプレゼンされている.

TEDのプレゼンを観ているようなテンポと熱意が伝わってくる.
伝えたいという熱意があってこそのプレゼンだということがわかる.

伝わるための技術も本書にはあるが,直接役に立つものではない.小手先のテクニックが書かれてるのではないから.

伝える,伝わるとはどういうことかを真剣に考えている人には有益だと思う.

2014年8月2日土曜日

「TEDパワー パトリック・ニュウエル」読了

TEDパワー パトリック・ニュウエル 朝日新聞出版社」読了.

TEDに関わり,TED x Tokyoを立ち上げた一人の著者がTEDの精神を伝える本.プレゼンのハウツー本ではない.

伝えたいことが,伝わることで(共有されることで),世界が変わる.

そんなことをTEDの舞台裏を話しながら伝えている.

プレゼンは怖いけど,怖くないよ.