「国境の南,太陽の西 村上春樹 講談社文庫」読了.
何でだろう,村上春樹の長編小説は最後の方にくると,一気に読ませるような勢いがあるよね.これもそんな感じで最後を読んだ.
男の弱さ,身勝手さ,だらしなさ,そんな主人公の精神的な成長を語ってる.
それとも,女の強さ,潔さ,優しさを語っているのかな
そこには,存在,意識,現実,非現実,多世界空間などの仕掛けが,もちろんセックスもある.
最後に僕(主人公)の背中にそっと手を置いたのは誰だろう.
それは,有紀子か?島本か?それともイズミか?