2012年5月2日水曜日

「それから 夏目漱石」 読了

それから 夏目漱石 新潮文庫」読了.

代助の三千代への思いや,その思いに突き動かされるような行動はわかるが,やはり社会に出ていない書生のそれである.

純粋といえば聞こえがいいが,ただの馬鹿かな.渡辺淳一が書くのなら,もっとリアルで生々しいだろう.それともこれが明治のリアルなのだろうか.

ところで,代助は職業を得たのだろうか.三千代の病は治って,代助といっしょに暮らせるようになったのだろうか.気になる.「それから」の続編に位置する「門」を読んでみよう.

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