「ねじまき鳥クロニクル―第1,2,3部 村上春樹 新潮文庫」読了.
第1部 泥棒かささぎ編
第1部から読ませるなぁ〜.
導入はかなりセクシーだけど終わりは固いなぁ〜,ってどこがだ.
でも,本当に間宮少尉の語りは読ませるな.
反戦や反体制が根底にあるのだろうか,「羊をめぐる冒険」もそうだったような.
第2部 予言する鳥編
意識と無意識,現実と非現実,あっちとこっちや多世界複合体等いろんな概念や観念を素材にしている.もちろんセックスも.
初期の作品にあった取ってつけたような比喩も少なくおもしろい.
第3部 鳥刺し男編
読んだぁ~.
村上春樹の作品の根底にあるのは,やはり,反戦と人間の狂気・残虐,そして,この世界の不確実なのかな.
やっぱ,面白い.
ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―
ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―
ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―
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