「アフターダーク 村上春樹 講談社文庫」読了.
浅井マリが都会の一夜に体験した出来事を描いた作品.
約2ヶ月間眠り続けている姉のエリの描写にはある意味特殊性が感じられるが,暗黒としての闇や沈黙の恐怖や異常の描写としては納得.
あっちとこっちの境目の曖昧さが姉の状態のほかにコウロギの人生からも感じ取れる,
他の作品にも描かれているが,世の中はあっちとこっちだけ,
しかも,その境目はグレーゾーン.
うん,この作品も面白かった.
これで村上春樹の長編は全部読んだかな.ノルウェイの森は出版された当時読んだし,1Q84も読んだし.
さて,次は何を読もうか...
結局,ノルウェイの森を再読することにした.
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