「ノルウェイの森(上・下) 村上春樹 講談社文庫 」読了.
出版された1987年当時に読んだのだけど,村上春樹の長編を出版された順に読んでいるこの機会を利用して,再び読んでみた.
村上春樹の長編小説を出版順に読んできたのだけど,その中で読み直すと感じ方がちょっと違う気がする.
個人的な感想だけど,村上春樹は対となる概念や観念の中で僕たちは生きている,そう,悩みながらと言いたいのだろうか.
単なる恋愛小説ではなく,僕たちはそんな観念の狭間で生きているのだと言ってる気がする.
生と死,正常と異常,意識と無意識,現実と夢...つまり,あっちとこっちのきっちりと線が引けるわけではない間のグレーゾーンで生きている.そう,何かのはずみで僕たちはいつでも反対側にいってしまう.
そして,僕は緑が好きだ.
・ノルウェイの森(上)村上春樹 講談社文庫
・ノルウェイの森(下)村上春樹 講談社文庫
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