2012年12月28日金曜日

「ノルウェイの森(上・下) 村上春樹 」読了

「ノルウェイの森(上・下) 村上春樹 講談社文庫 」読了.

出版された1987年当時に読んだのだけど,村上春樹の長編を出版された順に読んでいるこの機会を利用して,再び読んでみた.

村上春樹の長編小説を出版順に読んできたのだけど,その中で読み直すと感じ方がちょっと違う気がする.

個人的な感想だけど,村上春樹は対となる概念や観念の中で僕たちは生きている,そう,悩みながらと言いたいのだろうか.

単なる恋愛小説ではなく,僕たちはそんな観念の狭間で生きているのだと言ってる気がする.

生と死,正常と異常,意識と無意識,現実と夢...つまり,あっちとこっちのきっちりと線が引けるわけではない間のグレーゾーンで生きている.そう,何かのはずみで僕たちはいつでも反対側にいってしまう.

そして,僕は緑が好きだ.


ノルウェイの森(上)村上春樹 講談社文庫
ノルウェイの森(下)村上春樹 講談社文庫

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