「東京奇譚集 村上春樹 新潮文庫」読了.
ふとした偶然,幻覚,説明不能な失踪,特別な出会い,無自覚な深層心理.すべては奇譚ではなく,現実だと思う.
まだ理解されない意識,空間,時間の生み出すもの.
村上春樹のテーマの一つ.
最後の「品川猿」を読んだ後,思わず,品川区役所の"心の悩み相談室"をネット検索してしまった.
さて,これで,村上春樹の長編も短編もほとんど読んだ.残るはエッセイや紀行文等だ.
その前に,このゴールデンウィークに,新刊の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」をゆっくりと読もう.
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